会社案内
継続可能な農業を目指して 株式会社兼八ファーム
兼八ファームの理念
- 安心安全な農作物をお届けする
- 儲かる農業を実施する
- 後継者が育つ農業を行う
常に情熱を絶やさず、真摯な姿勢と広い視野でお客様に接します。
農家の抱える問題を直視し解決策を模索
農家が頭を抱える問題に、後継者不足があります。後継者がいなくて廃業を余儀なくされる農家がいる一方、「儲からないから」と いう理由で子供に後を継がせない農家の方々もおられます。実際に農業の現場を見ると、大規模な農業をしている農場、ブランド化 できている農家のような儲かっている農家は全体の1〜2割程度という実感です。日本の大多数を占める中小規模の農家は慢性的に 「儲かっていない」のです。私たち兼八ファームは食品加工機器メーカー兼八産業として30年以上農家の方々と意見交換しながら 農業の現状を把握してきました。
農家が儲からないという要因には…
- 農家が自立できていない→①直接販売をせず小売の流通にのせる流通経路しか持っていない
- 流通のしわ寄せが農家に→②見た目の良いものしか扱ってもらえない③中間マージンで農家の収入が下がる
- 農薬を使わざる負えない→④見た目が悪い作物は廃棄するしかない⑤農薬をたくさん使用する⑥結果、土壌が悪くなる
- 自然に左右され収入が安定しない
などなど、減収入と悪循環に悩まされているケースが多くあります。特に①〜⑤に関しては堂々巡りを繰り返してしまします。
これでは、有機や自然栽培などに手を出す余裕も生まれません。そればかりか農家を自分の代で終わりにする農家さんも多くいます。
「このままでは日本の食べ物がなくなる」そんな危惧を感じ、私たちは兼八ファームとして10年ほど前から実際に農業をはじめまし た。
今の中小農家に必要なこと
今の中小農家に必要なことは安心安全で美味しい作物を消費者の皆さんに届けるという矜恃を持ったまま、収入につなげることだと私たちは思っています。具体的には、農薬・化成肥料などの使用を最低限に押さえながら本当に良いと思う育て方で、手間暇かけて育てた安全な作物をわかってくれる消費者の皆さんに直接届けるということです。自分たちが妥協せず、こだわって、手間暇惜しまず育てた作物なら必ず理解してくれる方々がいます。ウェブでの販路でそんなお客様にこだわりの作物をお届けすることがわたしたち中小規模の農家がすべきことです。
決して見た目を良くするために農薬をたくさん使うことではありません。
そして、多少見てくれが悪い作物でも、加工品としてちゃんと消費すること。6次産業化をちゃんと視野に入れ、食品加工30年以上の加工知識と技術で最高に美味しい加工品をお届けすることが私たちには可能です。この農家の姿が私たち兼八ファームが現段階でたどり着いた農家のあるべき姿であり、持続可能な農業の姿だと実感しています。
兼八ファームはそんな私たちの考えを理解していただけるお客様に支えられて今日があります。
農家の未来を模索して
兼八ファームでは「持続可能な農業」の可能性を模索してソーラーシェアリングにも取り組んでいます。ソーラーシェアリングとは、農地に支柱等を立てて、その上部に設置した太陽光パネルを使って日射量を調節し、太陽光を農業生産と発電とで共有する取組みをいいます。農地の上部空間を有効活用することにより発電収入を得ることができるので、農家の問題点でもある収入の安定化を後押しする一助となりえます。
現在兼八ファームでは4ヘクタールの畑にソーラーシェアリングを実験的に実施しています。多すぎる紫外線は人間同様、農作物にもよくないことはわかっていますが、実験では光合成に必要な適度な光さえあたれば作物も十分育つことが実証できています。適度な光量は作物により違いがあるので、育てる作物によって違いはあると思いますが、私たちの育てているさつまいもなどの作物は収量にそれほど影響がでないことも実証済みです。今後も注意深く試験し「継続可能な農業」のさらなる発展を目指します。
会社概要
会社名 | 株式会社兼八ファーム |
住所 | 愛知県豊橋市飯村町字浜道上27-3 (株式会社兼八テクノ内) |
TEL | 0532-64-0690 |
FAX | 0532-64-1905 |
作業地 | 愛知県豊川市上長山町他5圃場(5.5ha) |
作業所・堆肥舎 | 愛知県豊川市上長山町地内 |
代表取締役 | 原 敏夫 |
設立 | 2014年8月21日 |
資本金 | 3500万円 |
主な事業内容 | ①農産物生産 ②農産加工品製造販売 ③ソーラー売電事業 |